2020/03/22

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Scala

シーケンス

List

List型はSeq型の実装の一つ．

Seq(1, 2, 3) // res0: Seq[Int] = List(1, 2, 3)

Nil

Nilはオブジェクトであり，空のリストを表す．::という記号のケースクラスを使ってリストを構成していく．

Nil // res0: scala.collection.immutable.Nil.type = List()
3::Nil // res1: List[Int] = List(3)

リストは値を先頭から辿って取得するため，処理が線形時間となる．しかし，データの挿入や削除に関してのメモリ効率は優れている．

Array

Listとは逆の性質．宣言時にメモリを確保するため，添字を使った要素の取得は一度のアクセスでよい．しかし，宣言時にメモリを確保するという性質上，メモリの効率は悪くなる．
ArrayからListに，ListからArrayに変換することができるtoList，toArrayが存在し，それぞれに向いている操作ができるようになる．たとえばArrayをListに変換してやることで，map，flatMap，filter，foreachといったSeq型のメソッドが利用できるようになる．

Set

他言語のSetとかわらない．オブジェクトだが，==で内部の比較ができる．和集合は++，差集合は--，積集合はintersectとなる．

順序

ScalaのSetは順序を維持しない．順序を維持するにはTreeSetを用いる．

Map

Mapは可変と不変があり，特に指定せず使用した場合は不変．
Mapに対して，toListを適用するとタプルのリストになる．

val m = Map("a" -> 1, "b" -> 2, "c" -> 3)
m.toList // List[(String, Int)] = List((a,1), (b,2), (c,3))